料理屋りょうりや)” の例文
八津の年忌ねんきはのばすのよ。そして、あさっては本村へピクニックとしようや。お母さんの会は水月楼すいげつろうよ。ほら、香川マスノって生徒のやってる料理屋りょうりや
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
かれ容貌ようぼうはぎすぎすして、どこか百姓染ひゃくしょうじみて、頤鬚あごひげから、べッそりしたかみ、ぎごちない不態ぶざま恰好かっこうは、まるで大食たいしょくの、呑抜のみぬけの、頑固がんこ街道端かいどうばた料理屋りょうりやなんどの主人しゅじんのようで
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
もうわたしのたずねる所は一か所しかのこっていなかった。それはあの料理屋りょうりやであった。