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揚板
ふりがな文庫
“揚板”の読み方と例文
読み方
割合
あげいた
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あげいた
(逆引き)
とずうと本堂の方へ引摺って
行
(
ゆ
)
きまして、居間から直ぐ
傍
(
わき
)
の本堂の前の畳を二畳上げて、
揚板
(
あげいた
)
を払って明けるから海禪驚きまして
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
惜し気もなく散る
彼岸桜
(
ひがんざくら
)
を誘うて、
颯
(
さっ
)
と吹き込む風に驚ろいて眼を
覚
(
さ
)
ますと、
朧月
(
おぼろづき
)
さえいつの
間
(
ま
)
に差してか、
竈
(
へっつい
)
の影は斜めに
揚板
(
あげいた
)
の上にかかる。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
うなぎやの親方は、私の父に
揚板
(
あげいた
)
の下の
鰻
(
うなぎ
)
を見せて、あらいのを
笊
(
ざる
)
にあげて裂いた。父は表二階で
盃
(
さかずき
)
を重ねはじめた。
旧聞日本橋:21 議事堂炎上
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
揚板(あげいた)の例文をもっと
(10作品)
見る
揚
常用漢字
中学
部首:⼿
12画
板
常用漢字
小3
部首:⽊
8画
“揚”で始まる語句
揚
揚句
揚屋
揚子江
揚足
揚羽
揚々
揚物
揚場
揚幕
“揚板”のふりがなが多い著者
三遊亭円朝
福沢諭吉
夏目漱石
永井荷風
林芙美子
長谷川時雨
夢野久作