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掛稲
ふりがな文庫
“掛稲”のいろいろな読み方と例文
旧字:
掛稻
読み方
割合
かけいね
77.8%
はさ
22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かけいね
(逆引き)
掛稲
(
かけいね
)
、嫁菜の、
畦
(
あぜ
)
に倒れて、この五尺の松に
縋
(
すが
)
って立った、山代の小春を、近江屋へ連戻った事は、すぐに
頷
(
うなず
)
かれよう。
芸妓
(
げいしゃ
)
である。
みさごの鮨
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
悪い事とは知りつつも、そっと隣家の田に行って、
掛稲
(
かけいね
)
の穂を五六本盗んで来る。または大根を畠から抜いて還る。大師はその志を
憫
(
あわ
)
れんで、雪を降らせてその老女の足跡を隠してやった。
年中行事覚書
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
掛稲(かけいね)の例文をもっと
(7作品)
見る
はさ
(逆引き)
かさこそと
掛稲
(
はさ
)
の裾掻く稲雀
陽
(
ひ
)
のまだ残る穂をくぐりつつ (一二六頁)
文庫版『雀の卵』覚書
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
ひとつひとつ雀
出
(
で
)
て
来
(
く
)
る
掛稲
(
はさ
)
の
外
(
そと
)
のこり
陽
(
び
)
遠し早や時雨れつつ
雀の卵
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
掛稲(はさ)の例文をもっと
(2作品)
見る
掛
常用漢字
中学
部首:⼿
11画
稲
常用漢字
中学
部首:⽲
14画
“掛”で始まる語句
掛
掛合
掛念
掛金
掛物
掛声
掛茶屋
掛行燈
掛蒲団
掛川
“掛稲”のふりがなが多い著者
高浜虚子
柳田国男
北原白秋
泉鏡花