捨小船すてをぶね)” の例文
ところ小船こぶねは、なんときか、むかぎしからこのきし漕寄こぎよせたものゝごとく、とも彼方かなたに、みよしあし乗据のつすえたかたちえる、……何処どこ捨小船すてをぶねにも、ぎやくもやつたとふのはからう。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)