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抱合
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いだきあ
ふりがな文庫
“
抱合
(
いだきあ
)” の例文
二人は
少時
(
しばし
)
立ちすくんだまま
互
(
たがい
)
に姿さえ恐るる如く息を
凝
(
こら
)
して見合っていたが、やにわに双方から倒れかかるように
寄添
(
よりそ
)
いざま、ひしと
抱合
(
いだきあ
)
って、そのまま女は男の胸に
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
と
認
(
みと
)
めたが、
萎々
(
なえ/\
)
として、
兩方
(
りやうはう
)
が
左右
(
さいう
)
から、
一人
(
ひとり
)
は
一方
(
いつぱう
)
の
膝
(
ひざ
)
の
上
(
うへ
)
へ、
一人
(
ひとり
)
は
一方
(
いつぱう
)
の、おくれ
毛
(
げ
)
も
亂
(
みだ
)
れた
肩
(
かた
)
へ、
袖
(
そで
)
で
面
(
おもて
)
をひたと
蔽
(
おほ
)
うたまゝ、
寄縋
(
よりすが
)
り
抱合
(
いだきあ
)
ふやうに、
俯伏
(
うつぶ
)
しに
成
(
な
)
つて
惱
(
なや
)
ましげである。
魔法罎
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“抱合”の意味
《名詞》
抱き合うこと。抱き合わせること。
肝臓などでの解毒作用の一つ。有毒な物質が他の物質と結合して無毒化されること。
化合。
名詞と動詞の複合によって新たな動詞語幹を造る形態論的プロセス。
(出典:Wiktionary)
抱
常用漢字
中学
部首:⼿
8画
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
“抱合”で始まる語句
抱合兵団