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扮裝
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おつくり
ふりがな文庫
“
扮裝
(
おつくり
)” の例文
新字:
扮装
いま、歌舞伎劇などで、下町娘の代表になつてゐる
扮裝
(
おつくり
)
は、白子屋お熊や、八百屋お七であるが、あれは丁度その眞中をいつてゐる好みだといへる。
下町娘
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
年
(
とし
)
を
言
(
い
)
はゞ二十六、
遲
(
おく
)
れ
咲
(
ざき
)
の
花
(
はな
)
も
梢
(
こづゑ
)
にしぼむ
頃
(
ころ
)
なれど、
扮裝
(
おつくり
)
のよきと
天然
(
てんねん
)
の
美
(
うつ
)
くしきと二つ
合
(
あは
)
せて五つほどは
若
(
わか
)
う
見
(
み
)
られぬる
徳
(
とく
)
の
性
(
せう
)
、お
子樣
(
こさま
)
なき
故
(
ゆゑ
)
と
髮結
(
かみゆひ
)
の
留
(
とめ
)
は
言
(
い
)
ひしが、あらばいさゝか
沈着
(
おちつ
)
くべし
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
やつて見なければ分らないといふ失敗を、繰返してばかりゐるやうな
扮裝
(
おつくり
)
を多く見かける。
夏の女
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
扮
漢検準1級
部首:⼿
7画
裝
部首:⾐
13画
“扮”で始まる語句
扮装
扮
扮粧
扮飾
扮本
扮装姿
扮装振
扮装術
扮装形容