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打切
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ぶっき
ふりがな文庫
“
打切
(
ぶっき
)” の例文
一念か、こなごなに、それはもう、霜柱のように砕けましたッてね、額を
斜
(
はす
)
ッかけに
打切
(
ぶっき
)
って、血がたらたら出たそうです。それを痛そうな顔もしないで
式部小路
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
己
(
おれ
)
今でこそ車を引いてるが、元は
大久保政五郎
(
おおくぼまさごろう
)
の親類で、
駈出
(
かけだ
)
しの
賭博打
(
ばくちうち
)
だが、
漆原
(
うるしはら
)
の
嘉十
(
かじゅう
)
と云った
長脇差
(
ながわきざし
)
よ、ところが
御維新
(
ごいっしん
)
になってから賭博打を
取捕
(
とっつかめ
)
えては
打切
(
ぶっき
)
られ
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
多「
彼
(
あ
)
の袖だけ
冗
(
むだ
)
だから、
彼
(
あ
)
れを
鉈
(
なた
)
で
打切
(
ぶっき
)
ってしまうから
此処
(
こけ
)
へ持って
来
(
こ
)
う」
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
是程に
厳
(
やかま
)
しかアねえと思ったから、印形を捺きやした、ほんの
掟
(
おきて
)
で、
一寸
(
ちょっと
)
小指へ疵を附けるぐれえだアと思いやしたが、指を
打切
(
ぶっき
)
られると此の
後
(
のち
)
内職が出来ません、と云って無闇に頬辺なんて
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
役人「やい/\貴様は何者か、ぐず/\すると
打切
(
ぶっき
)
るぞ」
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
多「これを
打切
(
ぶっき
)
るだアよ、
己
(
おら
)
ア
家
(
うち
)
じゃア入らねえから」
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
打
常用漢字
小3
部首:⼿
5画
切
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
“打切”で始まる語句
打切棒
打切飴