手習机てならひづくゑ)” の例文
帽子屋ばうしやはこれをいていちじるしくみはりました、が、つたことは、『何故なぜ嘴太鴉はしぶとがらす手習机てならひづくゑてるか?』と、たゞこれだけでした。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
その紙の中から、一枚だけ拔いた平次は、死骸の前に置いた手習机てならひづくゑの上の、佛に供へた水にひたし、くる/\と卷いて、火箸ひばしさきほどに絞りあげました。
銭形平次捕物控:311 鬼女 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
平次は立ち上がりましたが、あまりのことに見兼ねたものか、手習机てならひづくゑやら、線香やらを、八五郎に言ひつけて取出させ、さて死骸を調べにかゝりました。
それからおほくもかつた手習机てならひづくゑについておもおこしたことの數々かず/\を、繰返くりかへ繰返くりかへかんがへました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)