“手綺麗”の読み方と例文
読み方割合
てぎれい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぬたをの……今、わっし擂鉢すりばちこしらえて置いた、あれを、鉢に入れて、小皿を二つ、いか、手綺麗てぎれいよそわないと食えぬ奴さね。
国貞えがく (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
本式に製造させればもっと手綺麗てぎれいに出来るけれども間に合せだから武力屋ぶりきやへ頼んで普通の鉄板で張らせた。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
何故なら、若しあなたがよくないと思ふやうなことを私が命じたなら、もう輕い足どりで駈けてくれることも、手綺麗てぎれいな敏活さも、活々いき/\とした眼差も、元氣な顏付もしてはくれないでせう。