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所轄
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しょかつ
ふりがな文庫
“
所轄
(
しょかつ
)” の例文
それは
所轄
(
しょかつ
)
警察署へ急報するまでに、事件の性質をハッキリ
嚥
(
の
)
みこんで、できるならば二人でもって手柄を立てたかったのである。
疑問の金塊
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
所轄
(
しょかつ
)
(警察)の交通係に行って、臨時露店許可願というのを出すと、許可証をくれる。それを持って特定の露店区域へ行けば、店が出せた。
いやな感じ
(新字新仮名)
/
高見順
(著)
「いいえ、知らない人です。きょうは警視庁と
所轄
(
しょかつ
)
警察のものと、ごっちゃになっていますので、顔を知らない人も、たくさんいるのです。」
サーカスの怪人
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
それにじつは、この青州
所轄
(
しょかつ
)
の地域でも、桃花山のほか、二龍山、白虎山などの
賊塞
(
ぞくさい
)
があり、猛害をふるッて
熄
(
や
)
まず、わが奉行所でもてこずっておる。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ともかく、
所轄
(
しょかつ
)
署へ電話をかけて二児の捜索を依頼すると同時に、心あたりの知人の
許
(
もと
)
や、近所の家へも人を
遣
(
や
)
って聞きあわしてみた。もとより七つに三つの子供である。
チャアリイは何処にいる
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
▼ もっと見る
下谷佐竹
(
したやさたけ
)
の屋敷は
調練場
(
ちょうれんば
)
となり、市ヶ谷と
戸塚村
(
とつかむら
)
なる
尾州侯
(
びしゅうこう
)
の藩邸、小石川なる水戸の
館第
(
かんてい
)
も今日われわれの見る如く陸軍の
所轄
(
しょかつ
)
となり名高き庭苑も追々に踏み荒されて行く。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
家の外では、
所轄
(
しょかつ
)
警察署の私服刑事が数名、門前や塀のまわりを見はっています。じゅうぶんすぎるほどの
警戒
(
けいかい
)
でした。
少年探偵団
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
どこのお医者様がいいのだか判らないのです。そのとき
不図
(
ふと
)
気がついたのは
所轄
(
しょかつ
)
の
小田原
(
おだわら
)
警察署のことです。
崩れる鬼影
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
いっぽうロス氏の電話を受け取った
所轄
(
しょかつ
)
署はさっそく管内に散らばる警官に非常
通牒
(
つうちょう
)
を発してロス兄弟の影を見張らせたが、虫の知らせとでもいおうか、署長はこれだけではなんとなく不安を感じて
チャアリイは何処にいる
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
所轄
(
しょかつ
)
警察へでも引かれて、本名を名乗らせられ、それから一週間ほど前にかち得た
面恥
(
おもは
)
ゆい役柄を
下手
(
へた
)
に申立てたりしようものなら、僕は刑事たちのいい嗤い者になった上
深夜の市長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
所轄
(
しょかつ
)
警察署の主任刑事が、中村係長に断言しました。
怪人二十面相
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
丁度
(
ちょうど
)
そこへ、街の異変を聞きこんだ
所轄
(
しょかつ
)
警察署の警官たちが自動車にのって駈けつけてきた。
蠅男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“所轄”の意味
《名詞》
所 轄(しょかつ)
ある範囲の仕事の責任をもち、管理すること。
(出典:Wiktionary)
所
常用漢字
小3
部首:⼾
8画
轄
常用漢字
中学
部首:⾞
17画
“所轄”で始まる語句
所轄警察