“面恥”の読み方と例文
読み方割合
おもは100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上る兵士は月を背にし自己おのれが影を追うて急ぎ、下る少女おとめは月さやかに顔を照らすが面恥おもはゆく、かの青年わかものが林に次ぎてこの町をずるもことわりなきにあらず。
わかれ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
所轄しょかつ警察へでも引かれて、本名を名乗らせられ、それから一週間ほど前にかち得た面恥おもはゆい役柄を下手へたに申立てたりしようものなら、僕は刑事たちのいい嗤い者になった上
深夜の市長 (新字新仮名) / 海野十三(著)