成輔なりすけ)” の例文
そこで「……いッそのこと」という処置が、みかどを前に、烏丸からすま成輔なりすけ、千種忠顕、坊門ノ清忠、三名の胸で黙契もっけいされたものだった。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
公卿では花山院師賢もろかた、あぜちの大納言公敏きんとし、北畠具行ともゆき、侍従の公明、別当実世さねよ烏丸からすま成輔なりすけ、さえもんのかみ為明ためあき、左中将行房、ちぐさ忠顕ただあき、少将能定よしさだ
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
日野蔵人のほか——花山院師賢もろかた、烏丸成輔なりすけ、四条隆資たかすけ、日野資朝すけともらの名が洩らされ、討幕の綸旨をおびたそれぞれは、折あるごとに、山伏や雑人に姿をやつし
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かねて天皇帷幄いあくの秘臣とにらまれていた大納言宣房、洞院とういん実世さねよ、侍従の中納言公明、烏丸からすま成輔なりすけなど、みなその自邸で寝込みをおそわれ、一網打尽に、捕縛された。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たいら成輔なりすけ、単に「烏丸からすまどの」ともよばれる中宮亮ちゅうぐうのすけ成輔も、平家系の縁すじだった。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いん師賢もろかた、四条隆資たかすけ洞院とういん実世さねよ、伊達ノ三位さんみ遊雅ゆうが、平ノ成輔なりすけ、日野資朝すけとも
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
烏丸からすま成輔なりすけ
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)