“公敏”の読み方と例文
読み方割合
きんとし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
侍座じざ洞院とういん公敏きんとしが、すぐ叱りに立ったと思うと、細殿の西のひさしでの出会いがしら、北畠具行きたばたけともゆきのすがたに、ハタとぶつかった。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
公卿では花山院師賢もろかた、あぜちの大納言公敏きんとし、北畠具行ともゆき、侍従の公明、別当実世さねよ烏丸からすま成輔なりすけ、さえもんのかみ為明ためあき、左中将行房、ちぐさ忠顕ただあき、少将能定よしさだ
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
俄に南へいそいだ御車には、万里小路藤房、季房すえふさ源中納言げんちゅうなごん北畠具行、六条ノ少将千種忠顕ちぐさただあき按察あぜちノ大納言公敏きんとしたちの諸公卿、ほか随身をいれても、わずか二十名前後。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)