旧字:懷
冬枯の畑の起伏も面白く、林には冬の小鳥が人懐そうに鳴いて、江戸の町の真中から来ると、命も伸びそうです。
と、人懐い声で云いました。其の声が濁りのある山田先生とちがっているので、其の顔を見ると、顔ははっきりとしませんが、白い顔で、薄い口髯がありました。
青年は羞み家であるが、その癖人一倍、人懐い性格を持つてゐるらしかつた。
“懐”の意味
“懐”の解説
懐(ふところ)とは、衣服の胸の辺りの内側の部分である。また、仮に何も身につけていなくとも、前に出した両腕と胸とで囲まれる空間も、懐と呼ばれる。さらに拡大解釈して、何かに囲まれた空間のことを、懐と言う場合もある。なお、現実の空間ではなく、考え(胸中)のことを指す場合もある。
(出典:Wikipedia)
(出典:Wikipedia)