ことに彼の慧しげなのを見て、泰親は叔父夫婦にも子細をうちあけて、彼を自分の弟子として取り立ててみたいと言った。
侍従も薄々はきょうの不首尾を覚っているらしく、かれは若い姫の慧しいひとみの光りを避けるように、小さくすぼめた膝の上に自分の眼を落としてしまった。
“慧”の意味
《名詞》
(エ)知恵。
(出典:Wiktionary)
(出典:Wiktionary)
“慧”の解説
慧(え、sa: prajñā, mati)は、仏教用語で下記の2つの意味がある。
心所(心のはたらき)の一つであり、事物や道理を識知・弁別・判断する精神作用。上座部大寺派では慧根(えこん、paññindriya)と呼ばれる。本記事で詳述。
禅定や三昧によって静められた心によって、真実の道理をありのままに見ぬくはたらき。prajñā を音写して般若という。戒・定とともに三学の一つ五根の一つには慧根があり、五力の一つには慧力がある。。般若を参照。
(出典:Wikipedia)
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