トップ
>
慄
>
おび
ふりがな文庫
“
慄
(
おび
)” の例文
「そう笑いなさるけどナ、組長さん」その噂を持ってきた職工は、
慄
(
おび
)
えた眼を、わしの方に向けて云った。
夜泣き鉄骨
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
冷たい
日光
(
ひざし
)
が雪に照返つて、家々の窓硝子を、寒さに
慄
(
おび
)
えた樣にギラつかせて居た。大地は底深く凍つて了つて、歩くと鋼鐵の板を踏む樣な、下駄の音が、頭まで響く。
菊池君
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
かつて持彦の
放埒
(
ほうらつ
)
に
慄
(
おび
)
えた彼女は、もう慄えることがなくなっていた。
花桐
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
冷たい
日光
(
ひざし
)
が雪に照返つて、家々の窓硝子を、寒さに
慄
(
おび
)
えた様にギラつかせて居た。大地は底深く凍つて了つて、歩くと鋼鉄の板を踏む様な、下駄の音が、頭まで響く。
菊池君
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
慄
常用漢字
中学
部首:⼼
13画
“慄”を含む語句
戦慄
慄然
戰慄
震慄
身慄
慄毛
慄々
慄気
慄立
胴慄
大戦慄
顫慄
慄悍
慄動
恐怖戦慄
骨慄
凄慄
寒慄
小慄
心慄
...