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愈
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まさ
ふりがな文庫
“
愈
(
まさ
)” の例文
貫一が胸は
益
(
ますます
)
苦
(
くるし
)
く成り
愈
(
まさ
)
りぬ。彼を
念
(
おも
)
ひ、これを思ふに、生きて在るべき心地はせで、
寧
(
むし
)
ろかの
怪
(
あやし
)
き夢の如く成りなんを、快からずやと疑へるなり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
子、子貢に
謂
(
かた
)
って曰く、汝回と
孰
(
いず
)
れか
愈
(
まさ
)
れる。
対
(
こた
)
えて曰く、
賜
(
し
)
は何を
敢
(
あ
)
えて回を望まん、回は一を聞いて以て十を知る、賜は一を聞いて以て二を知るのみ。
孔子
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
夷官は必ず曰わん、日本は海国なり、陸道もて奔走すること、数百千里なれば、
幣
(
へい
)
を費すこと甚だ
巨
(
おお
)
し、火輪船を用いるの
愈
(
まさ
)
れりと為すに如かざるなりと。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
其節
(
そのせつ
)
の
御腹立
(
おんはらだち
)
も、罪ある身には元より覚悟の前とは申しながら、
余
(
あまり
)
とや
本意無
(
ほいな
)
き
御別
(
おんわかれ
)
に、いとど思は
愈
(
まさ
)
り
候
(
さふらふ
)
て、帰りて後は
頭痛
(
つむりいた
)
み、
胸裂
(
むねさく
)
るやうにて、夜の目も合はず、明る日よりは一層心地
悪
(
あし
)
く
相成
(
あひなり
)
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
愈
漢検準1級
部首:⼼
13画
“愈”を含む語句
愈々
愈〻
腹愈
韓愈
愈太刀
愈益
愈氏
愈末期
愈更
愈曲園
愈愚
愈愈
愈御酒
偖愈
愈以
愈〻道
愈〻甚
愈〻新
愈々益々
半愈
...