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怯
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わる
ふりがな文庫
“
怯
(
わる
)” の例文
身体
(
からだ
)
はかすかに顫へてゐたけれども、
怯
(
わる
)
びれた所は少しもなかつた。その美しい眉宇は、きつと、緊きしまつて、許すまじき色が、アリ/\と動いた。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
幡随院長兵衛が、水野の邸に行くやうに、父は
怯
(
わる
)
びれもせず、悪魔が、下す毒手を、待ち受けてゐるやうだつた。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
幡随院長兵衛
(
ばんずいいんちょうべえ
)
が、水野の
邸
(
やしき
)
に行くように、父は
怯
(
わる
)
びれもせず、悪魔が、下す毒手を、待ち受けているようだった。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
かよわい瑠璃子の顔は、
真蒼
(
まっさお
)
だった。身体はかすかに
顫
(
ふる
)
えていたけれども、
怯
(
わる
)
びれた所は少しもなかった。その美しい
眉宇
(
びう
)
は、きっと、
緊
(
ひ
)
きしまって、許すまじき色が、アリ/\と動いた。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
洒々
(
しゃあしゃあ
)
と、自分の結婚のことについて、馴染の浅い大人をつかまえて、底を割った話をするかと思うと、下の食堂へ行ったときは、その話はケロリと忘れたように、自分一人の食事を、
怯
(
わる
)
びれもせず
貞操問答
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
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彼女は、
怯
(
わる
)
びれず肩にすがらせてもらった。
貞操問答
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
少しも
怯
(
わる
)
びれず
真田幸村
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
怯
漢検準1級
部首:⼼
8画
“怯”を含む語句
卑怯
卑怯者
怯気
怯々
怯懦
気怯
物怯
勇怯
怯者
聞怯
御卑怯
怯勇
怯々然
心怯
氣怯
卑怯至極
悪怯
怯弱
怯気々々
怯惰
...