その間に忠左衞門の末の娘のお初が輝くばかりに美しく生ひ立ち、宗吉との間に淡い戀心が育つて、宗吉の怨恨も、暫らくは薄れて行きました。
母にのみ見えて公子に見えざる一事は、我が戯曲の中にも其例を得るに難からず、然れども怨恨する目的物に見えずして狂公子にのみ見ゆるは、其倫を我文学に求むるを得ず。
“怨恨”の意味
《名詞》
恨み。
(出典:Wiktionary)
(出典:Wiktionary)
“怨恨(怨み)”の解説
怨み(読み: うらみ、うらめしみ、表記揺れ: 恨み、憾み)は、他者からの仕打ちに対して不満と思い、憤って憎む気持ちのことを指す。また、心残りや悲しみなどを指すこともある。「怨み」(うらめしみ)という言葉は、形容詞「うらめしい」の語幹に、連用修飾語の「み」をつけたものが語源となっている。怨念(おんねん)、怨恨(えんこん)ともいう。古来は、怨みや憎しみを持った人の生霊や、非業の最期を遂げた人の霊などが怨霊になると考えられていた。
(出典:Wikipedia)
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“怨恨”で始まる語句