“ゑんこん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
怨恨63.6%
冤魂18.2%
怨魂18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
同胞兄弟です、僕は暖炉ストーブに燃え盛る火焔くわえんを見て、無告の坑夫等の愁訴する、怨恨ゑんこんの舌では無いかと幾度いくたびも驚ろくのです
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
かのふちれいありといふは、むかし永光寺のほとりに貴人きにん何某なにがし住玉ひしに、その内室ないしつ色情しきじやうねたみにてをつとをうらみ、東光が淵に身をしづめ、冤魂ゑんこん悪竜あくりゆうとなりて人をなやまししを
右にいふ兄弟の父岩城判官いはきはんぐわん正氏まさうぢ在京ざいきやうの時ざんにあひて家の亡びたるは永保年中の事なり、今をさる事およそ七百五十余年也。兄弟の怨魂ゑんこん今に消滅せうめつせざる事人知じんちを以論ずべからず。