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必定
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てっきり
ふりがな文庫
“
必定
(
てっきり
)” の例文
果
(
はた
)
せる哉、鴎外は
必定
(
てっきり
)
私が自己吹聴のため、ことさらに他人の短と自家の長とを対比して書いたものと推断して、
怫然
(
むっ
)
としたものと見える。
鴎外博士の追憶
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
ええ、それで
必定
(
てっきり
)
誘拐
(
かどわか
)
されたという見込でな。僕が探偵の御用を帯びて、所々方々と捜している処だ。「
御道理
(
ごもっとも
)
。 ...
活人形
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「僕も
必定
(
てっきり
)
君のお父さんと思ったものだから、今更厭とも言えず診察を受けたのさ。親子は斯うも似るものかと感心していたが、似ている筈さ、当人だもの」
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
昨日
(
きのう
)
からむずかしいから、お前さんの所へ知らせに
往
(
い
)
くとな、今朝早く成田へ立ったと云うことだから、こいつア
必定
(
てっきり
)
お百度だろうと
後
(
あと
)
から往こうか知らんと思ったが
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
こりゃあ
必定
(
てっきり
)
、船の中に見込まれた人があるのだ、その見込まれたというのはほかじゃねえ、船ん中でたった一人の女のお客様を、海の神様が
嫉
(
そね
)
んでいたずらをなさるに違えねえのだから
大菩薩峠:18 安房の国の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
▼ もっと見る
或人が
不斗
(
ふと
)
尋ねると、
都々逸
(
どどいつ
)
端唄
(
はうた
)
から
甚句
(
じんく
)
カッポレのチリカラカッポウ
大陽気
(
おおようき
)
だったので、
必定
(
てっきり
)
お客を呼んでの
大酒宴
(
おおさかもり
)
の
真最中
(
まっさいちゅう
)
と、
暫
(
しば
)
らく
戸外
(
おもて
)
に
佇立
(
たちどま
)
って
躊躇
(
ちゅうちょ
)
していたが
淡島椿岳:――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
今飛込んだ娘があるというから、実は自分の娘と思って慌てゝ船頭に頼んで引揚げて貰った処が、お前さんまア歳頃といい私共の娘と同じ
形
(
なり
)
の小紋の紋附帯も
矢張
(
やっぱり
)
紫繻子
必定
(
てっきり
)
我子
(
わがこ
)
と思いましたが
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“必定”の意味
《名詞》
必 定(ひつじょう)
必ずそうなると決まっていること。
必ず成仏すると定まること。
《形容動詞》
必 定(ひつじょう)
きっと。必ず。
(出典:Wiktionary)
必
常用漢字
小4
部首:⼼
5画
定
常用漢字
小3
部首:⼧
8画
“必定”で始まる語句
必定也
必定々々