心悲うらかな)” の例文
心悲うらかなしい、が冴えた声。鈴を振るごとく、白銀しろがねの、あの光、あけの明星か、星に響く。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
散りこすなゆめと言ひつゝ、幾許こゝだくるものを、うたてきやしこほとゝぎす、あかつき心悲うらかなしきに、追へど追へど尚ほし鳴きて、いたづらに地に散らせれば、すべをなみぢて手折たをりて、見ませ吾姉子あぎもこ
浮標 (新字旧仮名) / 三好十郎(著)