徳蔵とくぞう)” の例文
さびしい田舎道いなかみちほうまで、自転車じてんしゃはしらせて、二人ふたりは、散歩さんぽしました。徳蔵とくぞうさんは、たつ一にとって、じつにいさんのようながしました。
とびよ鳴け (新字新仮名) / 小川未明(著)
蔦芳の見た幽霊は、蔦芳が後で調べてみると、其処の女郎屋の壮佼わかいしゅであった。其の壮佼の徳蔵とくぞうと云うのは、病気の親に送る金に困って客の金を一盗んだ。
幽霊の衣裳 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
だが、徳蔵とくぞうさんの熱心ねっしんは、その一言ひとことひるがえされるものではありません。戦死せんししたともとのちかいをげたので、ついに部隊長ぶたいちょうゆるしたのでした。
とびよ鳴け (新字新仮名) / 小川未明(著)
「あいているときは、使つかいな。」と、やさしい徳蔵とくぞうさんは、よくたつ一にいいました。たつ一は、りて、このはらっぱをはしりまわったことがあります。
とびよ鳴け (新字新仮名) / 小川未明(著)