“微(かそ)” の例文
するとやがて、がさッと微(かそ)けき木揺(こゆ)らぎがしたようだった。天地は寂(せき)とし、およそ鳥けもの、地虫の類までが一瞬、しいんと密(ひそ)まった感じである。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
駕をになう小者の足幅はゆるやかになり、そして、家人らの声は微(かそ)けく、そこここに映(さ)す灯影はやわらかい。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)