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御軍
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みいくさ
ふりがな文庫
“
御軍
(
みいくさ
)” の例文
ここに
控
(
ひ
)
き出して斬り
散
(
はふ
)
りき。かれ
其地
(
そこ
)
を宇陀の血原
七
といふ。然してその
弟宇迦斯
(
おとうかし
)
が獻れる
大饗
(
おほみあへ
)
をば、悉にその
御軍
(
みいくさ
)
に賜ひき。この時、御歌よみしたまひしく
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
「こは、思いがけぬ
御諚
(
ごじょう
)
にござりまする。人の沙汰やら存じませぬが、何で
将帥
(
しょうすい
)
のよりごのみなどいたしましょう。すべては、
御軍
(
みいくさ
)
の下、この正成もみかどの一兵でしかございませぬ」
私本太平記:12 湊川帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
さて此御時みちのく越後の
蝦夷
(
エミシ
)
らが
叛
(
ソム
)
きぬれば、うての使を遣さる、その
御軍
(
みいくさ
)
の手ならしを京にてあるに、鼓吹のこゑ鞆の音など(弓弦のともにあたりて鳴音也)かしかましきを聞し召て
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
雪ふかき荒野の上に
御軍
(
みいくさ
)
の臥すと思へば我も寒けし
礼厳法師歌集
(新字旧仮名)
/
与謝野礼厳
(著)
御軍
(
みいくさ
)
の跡を追はまし
晶子詩篇全集拾遺
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
▼ もっと見る
よく人心
収攬
(
しゅうらん
)
のご器量があるものなれば、さきに鎌倉を陥し、また勅宣の
御軍
(
みいくさ
)
をひきいて治平の
帥
(
すい
)
にあたりながら、今日まで天下の諸族を、いまだにこんな支離滅裂にはしておきますまい。
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「正成の存念を、直言つかまつるなれば、なにとぞ、いまを以て、
御軍
(
みいくさ
)
をやめ、公武一体のすがたをお取りあらせられ、ひとまず、すべてを御政事に
帰
(
き
)
せられたしと
希
(
ねが
)
う次第にございまする」
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
なんで天下の目に、さようなことに
映
(
うつ
)
りましょうか。
御軍
(
みいくさ
)
は兵庫に大捷を
博
(
はく
)
しており、尊氏は遠く
筑紫
(
つくし
)
へ落ちのびている敗軍の人。……さればこそまた、いまが絶好なときでもございまする。
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
軍
常用漢字
小4
部首:⾞
9画
“御軍”で始まる語句
御軍役