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御目見
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おめみえ
ふりがな文庫
“
御目見
(
おめみえ
)” の例文
子供たちは身分に応じて羽二重の黒紋付の小袖を着て、
御目見
(
おめみえ
)
以上の家の子は
継𧘕𧘔
(
つぎがみしも
)
、御目見以下の者は普通の麻𧘕𧘔を着けていた。
半七捕物帳:11 朝顔屋敷
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
采女が登城して、首尾よく
御目見
(
おめみえ
)
を済ませた晩、大場家の奥には、采女と相沢半之丞と平次が首を
鳩
(
あつ
)
めておりました。
銭形平次捕物控:022 名馬罪あり
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
村内へ
觸歩行
(
ふれあるき
)
しゆゑ村中一
統
(
とう
)
此頃の寺の
動靜
(
やうす
)
扨
(
さて
)
は然る事にて天一樣は將軍家の御落胤にて
今度
(
こんど
)
江戸へ御出立に
成
(
なれ
)
ば二度御目通り成ねば
當前
(
あたりまへ
)
然
(
さら
)
ば今の内に
御目見
(
おめみえ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
改めて将軍家に
御目見
(
おめみえ
)
の上、近いうちにも跡目相続、八千五百石を相違なく下されることになるでしょう。
銭形平次捕物控:080 捕物仁義
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
由来聖堂の吟味に出た場合に、大身の子と小身の子とはとかくに折り合いが悪い。大身の子は
御目見
(
おめみえ
)
以下の以下をもじって「
烏賊
(
いか
)
」と罵ると、小身の方では負けずに「
章魚
(
たこ
)
」と云いかえす。
半七捕物帳:11 朝顔屋敷
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
▼ もっと見る
急ぎ程なく江戸表へ
着
(
ちやく
)
しければ
早速
(
さつそく
)
御月番
(
おつきばん
)
御老中へ
到着
(
たうちやく
)
の
御屆
(
おんとゞけ
)
に及び此段
上聞
(
じやうぶん
)
に達しければ早々忠右衞門に
御目見
(
おめみえ
)
仰せ付らるべきの
趣
(
おもむ
)
きなれば大岡忠右衞門
早速
(
さつそく
)
御前へ
罷出
(
まかりいで
)
て
平伏
(
へいふく
)
しける時に將軍の
上意
(
じやうい
)
に忠右衞門其方は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「もう一と息だよ——お前御苦労だが、伊之助の出入りしているお
邸
(
やしき
)
で、五年前にお産のあった家を探してくれ。白羽二重の産衣を用意するくらいだから、
御目見
(
おめみえ
)
以上の武家だ」
銭形平次捕物控:051 迷子札
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
庄司右京は隠居、助十郎は改めて将軍家へ
御目見
(
おめみえ
)
という段取りになりそうです。
銭形平次捕物控:115 二階の娘
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
将軍家への
御目見
(
おめみえ
)
も病気と称して
延々
(
のびのび
)
になったまま、重役方に
手蔓
(
てづる
)
をたぐって、どうやらこうやら家督は仰せ付けられましたが、あまりの低能振りに、武家方からは嫁のくれ手もありません。
銭形平次捕物控:131 駕籠の行方
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
“御目見”の解説
御目見(おめみえ)とは、江戸時代に大名や旗本が将軍に直接拝謁すること。また、その資格。「上聴」とも呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
目
常用漢字
小1
部首:⽬
5画
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
“御目見”で始まる語句
御目見医
御目見得
御目見得格