“彼(やつ)” の例文
「俺か、俺は彼(やつ)と逢(あ)う約束があって、やって来たが、すこし具合の悪いことが出来て、よして他へ往くところだ」
水魔 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
今日は穀屋の若旦那というこしらえで、すっかり灰汁(あく)が抜けてはいるが紛れもない、女にまかれた彼(やつ)である。
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)