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おしこみ
ふりがな文庫
“
強盗
(
おしこみ
)” の例文
旧字:
強盜
日向見
(
ひなたみ
)
のお瀧と云う日蔭の身の上とも知らず、欺されて橋場へ置く
中
(
うち
)
に
強盗
(
おしこみ
)
に殺されたと思ったら……由さん何うだえ、ずう/\しく此処に居るたア
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「いよいよこの
強盗
(
おしこみ
)
は桔梗屋のお藤と引っかかりのある者に決った。お前が聞込んだ筋を一つ一つ手繰ってみよう」
銭形平次捕物控:039 赤い痣
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
切り取り
強盗
(
おしこみ
)
、闇討ち
放火
(
つけび
)
、至る所に行なわれ巷の辻々には切り仆された武士の
屍
(
かばね
)
が横たわっていたりまた武家屋敷の窓や塀には斬奸状が張られてあったり
開運の鼓
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「邪悪——そうだ、女をとりわけ憎んだっけ。……
強盗
(
おしこみ
)
、
放火
(
ひつけ
)
、
殺人
(
ひとごろし
)
、ありとあらゆる悪業を働いた野郎だ」
猿ヶ京片耳伝説
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
麹町
(
こうじまち
)
の本家の者は、不人情で寄り付きゃしませんし、お寅が殺されたり、
強盗
(
おしこみ
)
が入ったりした後へ、私はたった一人で、死ぬほど恐ろしい思いをしているんです
銭形平次捕物控:018 富籤政談
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
山「成程、浦賀辺へ此の頃は大分盗賊が徘徊して、寺や何かへも
強盗
(
おしこみ
)
に這入ると聞きましたが、
直
(
じ
)
き鼻の先の竹ヶ崎へ百人から盗賊が隠れていようとは、ふうんーそれから何うしました」
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
偽平次の
強盗
(
おしこみ
)
には、左の頬に赤い
痣
(
あざ
)
がある——ということは、その日のうちに江戸中に知れ渡りました。
銭形平次捕物控:039 赤い痣
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
上野
(
こうずけ
)
、
下野
(
しもつけ
)
、
武蔵
(
むさし
)
、
常陸
(
ひたち
)
、
安房
(
あわ
)
、
上総
(
かずさ
)
、
下総
(
しもうさ
)
、
相模
(
さがみ
)
と股にかけ、ある時は一人で、ある時は数十人の
眷属
(
けんぞく
)
と共に、
強盗
(
おしこみ
)
、
放火
(
ひつけ
)
、
殺人
(
ひとごろし
)
の兇行を演じて来た、武士あがりのこの大盗が
猿ヶ京片耳伝説
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
お前には気の毒だが、どうも世間の評判がよくねえ、——薄々知っているだろうが、あの『疾風』と言われた
強盗
(
おしこみ
)
が、お前が歩いた先々荒しているのはどういう因縁だろう。
銭形平次捕物控:036 八人芸の女
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
……しかし、それからが大変で『金がなければこそこの恥辱を受ける』とそのお侍さん、その晩大屋さんの家へ
強盗
(
おしこみ
)
にはいって、大金を奪いとったのを手始めに、大泥棒になったそうです
猿ヶ京片耳伝説
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「この平次が
強盗
(
おしこみ
)
か強盗でないか、お前はよく知っているはずだ、安心しているがいい」
銭形平次捕物控:039 赤い痣
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
流しの
強盗
(
おしこみ
)
が、前の晩入って
収入
(
みいり
)
が少なかったために、
翌
(
あく
)
る日は下女一人のところを狙って、また入ったのであろう、——利助の子分も、近所の衆も、そういったことで片付けてしまったものです。
銭形平次捕物控:018 富籤政談
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「いえ、風は風だが、あの『
疾風
(
はやて
)
』と言われている
強盗
(
おしこみ
)
で……」
銭形平次捕物控:036 八人芸の女
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「お聴きでしょう? 蔵前の札差に
強盗
(
おしこみ
)
の入った話を——」
銭形平次捕物控:046 双生児の呪
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
“強盗”の意味
《名詞》
強 盗(がんどう、ごうとう)
脅迫や暴力などを加えて他人の財物を奪うこと。
(出典:Wiktionary)
“強盗”の解説
強盗(ごうとう)とは、脅迫や実力行使などによって他人の財物を無理矢理奪う犯罪。あるいはその者をさす。刑法上処罰の対象となる。
(出典:Wikipedia)
強
常用漢字
小2
部首:⼸
11画
盗
常用漢字
中学
部首:⽫
11画
“強盗”で始まる語句
強盗団
強盗蔡
強盗提灯