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引跨
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ひんまた
ふりがな文庫
“
引跨
(
ひんまた
)” の例文
それがさ、一件じゃから
耐
(
たま
)
らぬて、乗るとこうぐらぐらして柔かにずるずると
這
(
は
)
いそうじゃから、わっというと
引跨
(
ひんまた
)
いで腰をどさり。
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
其
(
それ
)
がさ、一
件
(
けん
)
ぢやから
耐
(
たま
)
らぬて、
乗
(
の
)
ると
恁
(
か
)
うぐら/\して
柔
(
やはら
)
かにずる/\と
這
(
は
)
ひさうぢやから、わつといふと
引跨
(
ひんまた
)
いで
腰
(
こし
)
をどさり。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
友染の羽織を着たのが、店から火鉢を抱えて来て、膝と一所に、お大事のもののように据えると、先生は
引跨
(
ひんまた
)
ぐ体に
胡坐
(
あぐら
)
の膝へ挟んで、口の
辺
(
あたり
)
を一ツ撫でて
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
(不器用千万なる身ぶりにて
不状
(
ぶざま
)
に踊りながら、白拍子のむくろを
引跨
(
ひんまた
)
ぎ、飛越え、
刎越
(
はねこ
)
え、踊る)おもえばこの鐘うらめしやと、
竜頭
(
りゅうず
)
に手を掛け飛ぶぞと見えしが、
引
(
ひっ
)
かついでぞ
多神教
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
引
常用漢字
小2
部首:⼸
4画
跨
漢検準1級
部首:⾜
13画
“引”で始まる語句
引
引込
引摺
引返
引張
引掛
引籠
引立
引緊
引出