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引解
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ひきほど
ふりがな文庫
“
引解
(
ひきほど
)” の例文
生命
(
いのち
)
を
取留
(
とりと
)
めたのも此の下男で、同時に
狩衣
(
かりぎぬ
)
を
剥
(
は
)
ぎ、緋の
袴
(
はかま
)
の
紐
(
ひも
)
を
引解
(
ひきほど
)
いたのも——鎌倉殿のためには
敏捷
(
びんしょう
)
な、忠義な奴で——此の下男である。
伯爵の釵
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
と
広桟
(
ひろざん
)
の風呂敷木綿、真田の
中結
(
なかゆい
)
を
引解
(
ひきほど
)
いて広げると違って居る。麦藁細工も入ってはあるが違ってある。
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
同時に狩衣を
剥
(
は
)
ぎ、緋の袴の紐を
引解
(
ひきほど
)
いたのも——鎌倉殿のためには
敏捷
(
びんしょう
)
な、忠義な
奴
(
やつ
)
で——この下男である。
伯爵の釵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
女で食う色男を一度食わせたことのある、台の鮨のくされ縁が、
手扶
(
てだす
)
けの介抱と
称
(
とな
)
えて
入
(
い
)
り込んで、
箪笥
(
たんす
)
の
抽斗
(
ひきだし
)
を明けたり出したり、
引解
(
ひきほど
)
いたり、
鋏
(
はさみ
)
を入れたり。
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
引
常用漢字
小2
部首:⼸
4画
解
常用漢字
小5
部首:⾓
13画
“引”で始まる語句
引
引込
引摺
引返
引張
引掛
引籠
引立
引緊
引出