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引接
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いんじょう
ふりがな文庫
“
引接
(
いんじょう
)” の例文
紫の雲の、本願寺の屋の棟にかかるのは
引接
(
いんじょう
)
の果報ある善男善女でないと拝まれない。が紅の霞はその時節にここを通る
鰯売
(
いわしうり
)
鯖売
(
さばうり
)
も誰知らないものはない。
瓜の涙
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
清閑の池亭の
中
(
うち
)
、仏前
唱名
(
しょうみょう
)
の
間々
(
あいあい
)
に、筆を執って仏
菩薩
(
ぼさつ
)
の
引接
(
いんじょう
)
を
承
(
う
)
けた善男善女の
往迹
(
おうじゃく
)
を物しずかに記した保胤の
旦暮
(
あけくれ
)
は、如何に
塵界
(
じんかい
)
を超脱した
清浄三昧
(
しょうじょうさんまい
)
のものであったろうか。
連環記
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
天才もここに
引接
(
いんじょう
)
せられ、凡夫もまた摂取せられてしまう。浄土には位階はない。浄土の座は円輪なのである。上座下座はない。位階を想うのは、この世の立場で眺めるからに過ぎない。
民芸四十年
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
引
常用漢字
小2
部首:⼸
4画
接
常用漢字
小5
部首:⼿
11画
“引”で始まる語句
引
引込
引摺
引返
引張
引掛
引籠
引立
引緊
引出