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鰯売
ふりがな文庫
“鰯売”の読み方と例文
旧字:
鰯賣
読み方
割合
いわしうり
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いわしうり
(逆引き)
大方
(
おおかた
)
河岸
(
かし
)
から
一筋
(
ひとすじ
)
に来たのであろう。おもてには威勢のいい
鰯売
(
いわしうり
)
が、江戸中へ
響
(
ひび
)
けとばかり、洗ったような声を振り立てていた。
歌麿懺悔:江戸名人伝
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
紫の雲の、本願寺の屋の棟にかかるのは
引接
(
いんじょう
)
の果報ある善男善女でないと拝まれない。が紅の霞はその時節にここを通る
鰯売
(
いわしうり
)
鯖売
(
さばうり
)
も誰知らないものはない。
瓜の涙
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
静かな郊外に住慣れたお雪の耳には、種々な物売の声が
賑
(
にぎや
)
かに聞えて来た。勇ましい
鰯売
(
いわしうり
)
の呼声、豆腐屋の
喇叭
(
らっぱ
)
、歯入屋の鼓、その他郊外で聞かれなかったようなものが、家の前を通る。
家:02 (下)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
鰯売(いわしうり)の例文をもっと
(3作品)
見る
鰯
漢検準1級
部首:⿂
21画
売
常用漢字
小2
部首:⼠
7画
“鰯”で始まる語句
鰯
鰯雲
鰯網
鰯子
鰯屋
鰯波
鰯町
鰯粕
鰯賣
“鰯売”のふりがなが多い著者
邦枝完二
島崎藤村
泉鏡花