たけ)” の例文
然れども大倭おほやまとの國に、吾二人にましてたけき男はいましけり。ここを以ちて吾、御名を獻らむ。今よ後一一倭建やまとたけるの御子一二と稱へまをさむ
堅庭は向股むかももに蹈みなづみ、沫雪なすはららかして、稜威の男建をたけび、蹈みたけびて、待ち問ひたまひしく、「何とかも上り來ませる」と問ひたまひき。
またちか淡海あふみやすの國の造の祖、意富多牟和氣おほたむわけが女、布多遲ふたぢ比賣に娶ひて、生みませる御子、稻依別いなよりわけの王一柱。また吉備きびの臣建日子たけひこが妹、大吉備おほきびたけ比賣に娶ひて、生みませる御子、建貝兒たけかひこの王一柱。