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庇廂
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ひさし
ふりがな文庫
“
庇廂
(
ひさし
)” の例文
初雁音
(
はつかりがね
)
も言づてぬ南の海の海遥なる離れ嶋根に身を佗びて、捨てぬ光は月のみの水より寒く
庇廂
(
ひさし
)
洩る住家に在りし我が
情懐
(
おもひ
)
は、推しても
大概
(
およそ
)
知れよかし
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
それに間に合ふやう是非とも取り急いで茶室
成就
(
しあげ
)
よ待合の
庇廂
(
ひさし
)
繕へよ、夜半のむら時雨も一服やりながらで無うては面白く窓撲つ音を聞き難しとの贅沢いふて
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
それに間に合うよう是非とも取り急いで茶室
成就
(
しあげ
)
よ待合の
庇廂
(
ひさし
)
繕えよ、
夜半
(
よわ
)
のむら
時雨
(
しぐれ
)
も一服やりながらでのうては面白く窓
撲
(
う
)
つ音を聞きがたしとの
贅沢
(
ぜいたく
)
いうて
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
二人して息せき急ぎ感応寺へと持ち込み、上人が前にさし置きて帰りけるが、上人これを
熟
(
よく
)
視
(
み
)
たまうに、初重より五重までの
配合
(
つりあい
)
、屋根
庇廂
(
ひさし
)
の
勾配
(
こうばい
)
、腰の高さ、
椽木
(
たるき
)
の
割賦
(
わりふり
)
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
庇
漢検準1級
部首:⼴
7画
廂
漢検1級
部首:⼴
12画
“庇”で始まる語句
庇
庇護
庇髪
庇合
庇様
庇間
庇護者
庇下
庇蔭
庇陰