“幾計”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いかばかり50.0%
いくら50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
計らずもその夢寐むびに忘れざる姿を見たりし彼が思は幾計いかばかりなりけんよ。ゑたる者のむさぼくらふらんやうに、彼はその一目にして四年よとせの求むるところを求めんとしたり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
とげいよ/\江戸の普請ふしん成就じやうじゆの上は片時も早く彼地へ下り變に應じ機に臨み施す謀計ぼうけい幾計いくらもあるべし首尾能御目見おんめみえさへ濟ば最早氣遣きづかひなし然ば發足有べしと江戸下向げかうの用意にこそはかゝりける
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)