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げんそう
ふりがな文庫
“
幻想
(
げんそう
)” の例文
こいつをお持ちになれぁ、なるほど、こんな不完全な
幻想
(
げんそう
)
第四次の銀河鉄道なんか、どこまででも行ける
筈
(
はず
)
でさあ、あなた方大したもんですね。
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
彼
(
かれ
)
は、
友
(
とも
)
だちと
腕
(
うで
)
を
組
(
く
)
み、
調子
(
ちょうし
)
をそろえて、
労働歌
(
ろうどうか
)
をうたった。その
声
(
こえ
)
の
響
(
ひび
)
く
間
(
あいだ
)
は、
美
(
うつく
)
しい
数々
(
かずかず
)
の
幻想
(
げんそう
)
が
浮
(
う
)
かびました。
風はささやく
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ほんとうをいうと、彼は少年時代から、この
幻想
(
げんそう
)
に
憑
(
つ
)
かれていた。夢にもよく見た。中学校の集団旅行で、
奈良
(
なら
)
の大仏を見たときには、
恍惚
(
こうこつ
)
として目がくらみそうになった。
女妖:01 前篇
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
そうだ、マジック・タアオンで、起ったあなたについての
幻想
(
げんそう
)
を書いてみましょう。
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
不意
(
ふい
)
に、かれの
幻想
(
げんそう
)
とうつつな耳をさます声があった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
あんまりぼんやりしましたので愉快なビジテリアン大祭の
幻想
(
げんそう
)
はもうこわれました。
ビジテリアン大祭
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
“幻想”の意味
《名詞》
幻 想(げんそう)
現実にないことをあるかのように思い浮かべること。
(出典:Wiktionary)
幻
常用漢字
中学
部首:⼳
4画
想
常用漢字
小3
部首:⼼
13画
“幻想”で始まる語句
幻想的
幻想曲
幻想家
幻想詩派
幻想交響楽
幻想即興曲
幻想第四次