幻想げんそう)” の例文
こいつをお持ちになれぁ、なるほど、こんな不完全な幻想げんそう第四次の銀河鉄道なんか、どこまででも行けるはずでさあ、あなた方大したもんですね。
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
かれは、ともだちとうでみ、調子ちょうしをそろえて、労働歌ろうどうかをうたった。そのこえひびあいだは、うつくしい数々かずかず幻想げんそうかびました。
風はささやく (新字新仮名) / 小川未明(著)
ほんとうをいうと、彼は少年時代から、この幻想げんそうかれていた。夢にもよく見た。中学校の集団旅行で、奈良ならの大仏を見たときには、恍惚こうこつとして目がくらみそうになった。
女妖:01 前篇 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
そうだ、マジック・タアオンで、起ったあなたについての幻想げんそうを書いてみましょう。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
不意ふいに、かれの幻想げんそうとうつつな耳をさます声があった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あんまりぼんやりしましたので愉快なビジテリアン大祭の幻想げんそうはもうこわれました。
ビジテリアン大祭 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)