崇峻すしゅん)” の例文
そのおあとには、継体けいたい安閑あんかん宣化せんか欽明きんめい敏達びたつ用明ようめい崇峻すしゅん推古すいこ諸天皇しょてんのうがつぎつぎにお位におのぼりになりました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
蘇我そが物部もののべ両族の争いにとどまらず、穴穂部皇子あなほべのおうじ宅部皇子やかべのおうじの悲しむべき最期があり、物部氏の滅亡についで、ついには崇峻すしゅん天皇に対する馬子うまこ等の大逆すら起っている。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
蘇我氏は、人をつかって天皇崇峻すしゅんを殺させた。それは、蘇我氏から見れば、自衛の行動であった。もとをただせば、天皇崇峻が蘇我馬子そがのうまこを殺そうと企てたからであった。
天皇崇峻すしゅんが殺されたときに、厩戸は、冷然として、これを眺めていた。