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岩崎
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いわさき
ふりがな文庫
“
岩崎
(
いわさき
)” の例文
車がようやく池の端に出ると葉子は右、左、と細い道筋の
角々
(
かどかど
)
でさしずした。そして
岩崎
(
いわさき
)
の屋敷裏にあたる小さな横町の曲がりかどで車を乗り捨てた。
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
いざとなると
容赦
(
ようしゃ
)
も
未練
(
みれん
)
もない代りには、人に
因
(
よ
)
って取り扱をかえるような軽薄な態度はすこしも見せない。
岩崎
(
いわさき
)
や
三井
(
みつい
)
を眼中に置かぬものは、いくらでもいる。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
只今では
岩崎
(
いわさき
)
さんがお買入れになりまして
彼処
(
あすこ
)
が御別荘になりましたが、
以前
(
まえ
)
には伊香保から
榛名山
(
はるなさん
)
へ参詣いたしまするに、
二
(
ふた
)
ツ
嶽
(
だけ
)
へ出ます
新道
(
しんみち
)
が開けません時でございますから
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
構うことあ無えやナ、
岩崎
(
いわさき
)
でも
三井
(
みつい
)
でも
敲
(
たた
)
き
毀
(
こわ
)
して酒の
下物
(
さかな
)
にしてくれらあ。
貧乏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
「ああ
岩崎
(
いわさき
)
までお送り申すんだよ」
峠の手毬唄
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
▼ もっと見る
岩崎
(
いわさき
)
の
塀
(
へい
)
が冷酷に
聳
(
そび
)
えている。あの塀へ頭をぶつけて
壊
(
こわ
)
してやろうかと思う。
時雨
(
しぐれ
)
はいつか
休
(
や
)
んで電車の停留所に五六人待っている。
背
(
せ
)
の高い黒紋付が
蝙蝠傘
(
こうもり
)
を畳んで空を仰いでいた。
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
岩
常用漢字
小2
部首:⼭
8画
崎
常用漢字
小4
部首:⼭
11画
“岩崎”で始まる語句
岩崎灌園
岩崎公園
岩崎雅通
岩崎弥太郎
岩崎山
岩崎谷
岩崎弥之助
岩崎邸門前
岩崎弥之助君