山鉾やまぼこ)” の例文
弁慶の長刀なぎなた山鉾やまぼこのように、見える、見える。御曹子おんぞうしは高足駄、おなじような桃太郎、義士の数が三人ばかり。五人男が七人居て、かりがねが三羽揃った。
怨霊借用 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
見物なし翌日は又祇園會の山鉾やまぼこなどを見て歸りには御所より北山の方を見物けんぶつする處友次郎は元よりお花も始めて都の地を踏事ふむことなれば見る物聞く物毎に耳目を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
日吉鷲平ひよしわしへいの猿の面。あの山鉾やまぼこひとつで四千五百両とは豪勢なものでござります」
また水無月みなづき祇園會ぎおんゑや、しら山鉾やまぼこ
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
きし飾車かざりぐるま山鉾やまぼこ
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)