“山鉾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やまぼこ80.0%
ヤマボコ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
弁慶の長刀なぎなた山鉾やまぼこのように、見える、見える。御曹子おんぞうしは高足駄、おなじような桃太郎、義士の数が三人ばかり。五人男が七人居て、かりがねが三羽揃った。
怨霊借用 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
見物なし翌日は又祇園會の山鉾やまぼこなどを見て歸りには御所より北山の方を見物けんぶつする處友次郎は元よりお花も始めて都の地を踏事ふむことなれば見る物聞く物毎に耳目を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
故老の言ひ伝へには、京祇園の山鉾ヤマボコに似せて作つたと言ふが、此と同型の物の分布する地方は広く、五十年や百年以来の思ひつきとは認められぬ。
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)