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尖頭
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さき
ふりがな文庫
“
尖頭
(
さき
)” の例文
「
尖頭
(
さき
)
斜に削ぎて采配の代りに持たれ、天下開けて、十九刎の兜の内に行者頭巾に
鉢銑
(
はちがね
)
入ったるを
頭
(
こうべ
)
に頂き……」
小説 円朝
(新字新仮名)
/
正岡容
(著)
無花果
(
いちじく
)
のような顎の下の肉、白い脂肪、
断面
(
きりくち
)
あらわに首は危く竹の
尖頭
(
さき
)
に留まっている。
釘抜藤吉捕物覚書:09 怨霊首人形
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
それがむつくり小高うて、栄耀に凝つた細工もの、手で拵らえたか何ぞのやうに、器用に出来たその
尖頭
(
さき
)
には、得てして、天狗が引掛り、果ては世上の
笑柄
(
わらひもの
)
、
美貌
(
きりよう
)
が仇でござんする。
移民学園
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
冷笑を鼻の
尖頭
(
さき
)
に浮べて、源太郎は煙の出ぬ煙管を弄り𢌞してゐた。
鱧の皮
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
息
(
いき
)
がしづかに
茎
(
くき
)
の
尖頭
(
さき
)
を
顫
(
ふる
)
はす。
東京景物詩及其他
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
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畑々
(
はたけ/\
)
の
葱
(
ねぎ
)
の
尖頭
(
さき
)
には
東京景物詩及其他
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“尖頭”の意味
《名詞》
尖頭(せんとう)
先が尖っていること。また、そのような先。
(出典:Wiktionary)
尖
漢検準1級
部首:⼩
6画
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
“尖”で始まる語句
尖
尖端
尖塔
尖鋭
尖端的
尖々
尖頂
尖先
尖兵
尖角