“尖兵”の読み方と例文
読み方割合
せんぺい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「分隊士、そうなると、われわれ飛行科の者は、平常から宇宙戦争の尖兵せんぺいたる覚悟で、勤務せなきゃならんですな。これは大変だ」
宇宙戦隊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
はや城内には、一番乗、二番乗、と名乗り続けて、われ先と争う敵の尖兵せんぺいが入りこんでいるのである。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
くわすきかままさかりに、棍棒に丸太に鉄の棒、もっとも中には槍を持ち、薙刀なぎなたをひっさげ、弓を握った、そういう手合いもあったけれど、数からいえばわずかであった。この二十人は尖兵せんぺいなのであった。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)