“せんぺい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
尖兵80.0%
千兵20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くわすきかままさかりに、棍棒に丸太に鉄の棒、もっとも中には槍を持ち、薙刀なぎなたをひっさげ、弓を握った、そういう手合いもあったけれど、数からいえばわずかであった。この二十人は尖兵せんぺいなのであった。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
と、谷大膳は、以後、時期攻口など、万端ぬかりなくしめしあわせて、或る夜、尖兵せんぺい一千余人、中村五郎の手引のもとに、三木川の対岸の崖からよじのぼり、首尾よく城壁のうちへ送りこんだ。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「忍剣どのも加わるとあれば、千兵せんぺいにまさる今日きょうの味方、穴山一族の武者どもが、たとえ、いくいくあろうとも、おそるるところはござりませぬ」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)