少年工しょうねんこう)” の例文
しかし、少年しょうねんは、元気げんきでした。非常時国家ひじょうじこっかのために、りっぱに少年工しょうねんこうはたらきをしようと決心けっしんしていたのです。
へちまの水 (新字新仮名) / 小川未明(著)
同時どうじに、かれは、戦時せんじ日本にっぽん勇敢ゆうかん少年工しょうねんこうであったのです。きゅうに、かれあしにはちからはいったし、両方りょうほううでは、かたくなりました。まちはいると、ラジオの愛馬進軍歌あいばしんぐんかがきこえてきました。
夕焼けがうすれて (新字新仮名) / 小川未明(著)
「なに、工場こうじょうなどへいかなくたって、いえにいて、おれ手助てだすけをすればいい。」と、伯父おじさんは、やっと高等小学校こうとうしょうがっこうたばかりの達吉たつきち少年工しょうねんこうとして、たとえこのごろは景気けいきがよくても
僕はこれからだ (新字新仮名) / 小川未明(著)