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尊王
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そんのう
ふりがな文庫
“
尊王
(
そんのう
)” の例文
貧苦の中にありて「机に
千文
(
ちぶみ
)
八百文
(
やおぶみ
)
堆
(
うずたか
)
く載せ」たりという一事はこれを証して余りあるべし。その敬神
尊王
(
そんのう
)
の主義を現したる歌の中に
曙覧の歌
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
然
(
しか
)
りといえどもさらに社会的に観察せんか、彼は時勢の児に外ならず。彼が精神上の父は、
敵愾
(
てきがい
)
尊王
(
そんのう
)
の気象にして、その母は
国歩
(
こくほ
)
艱難
(
かんなん
)
なり。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
今のうちに、
尊王
(
そんのう
)
の大義を建て、外夷を討つ計を立てなかったら、この日本は、支那と同じ
轍
(
てつ
)
をふむほかない。
山浦清麿
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それに
引
(
ひ
)
きかへて
日光
(
につこう
)
にある
徳川氏
(
とくがはし
)
の
廟
(
びよう
)
があのとほり
立派
(
りつぱ
)
なのを
見
(
み
)
て、
蒲生君平
(
がまうくんぺい
)
などが
憤慨
(
ふんがい
)
して
尊王
(
そんのう
)
の
念
(
ねん
)
を
起
(
おこ
)
したので、まことにむりのないことであります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
尊王
(
そんのう
)
の哲理は既に「
辱
(
かたじけ
)
なさに涙こぼるる」宗教心と一致せり。
而
(
しこう
)
して宗教心は人間最大の運動力たる利益心と伴随し来る。革命の精神は、さらに
万斛
(
ばんこく
)
の油を注がれたり。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
▼ もっと見る
起承は則ち
尊王
(
そんのう
)
なり。転結は則ち
攘夷
(
じょうい
)
なり、尊王攘夷の大精神は、実にこの人の活ける名号なり。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
“尊王”の意味
《名詞》
尊王(そんのう)
王室を尊ぶこと。
(出典:Wiktionary)
尊
常用漢字
小6
部首:⼨
12画
王
常用漢字
小1
部首:⽟
4画
“尊王”で始まる語句
尊王攘夷
尊王攘幕
尊王討姦