封金ふうきん)” の例文
なでて見るとおかしな手障てざわりだから財布の中へ手を入れて引出して見ると、封金ふうきんで百両有りましたからびっくりして橋のたもとまで追駆おっかけて参り
文七元結 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
十七日朝のうち封金ふうきんこしらへ候へば外に見たる人は決して御座なく彦兵衞にばかり見せたる事に付何分なにぶんあやしく彦兵衞儀を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
と飯島は孝助の忠義のこゝろざしはかねて見抜いてあるから、孝助が盗み取るようなことはないと知っている故、金子は全く紛失ふんじつしたなれども、別に百両を封金ふうきんこしらえ