“ふうきん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
風琴50.0%
封金37.5%
諷経12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
広場の少し手前にある一軒の小店の前の車道で、髪の黒い若い手回し風琴ふうきんやが立って、何やらひどく感傷的な小唄ロマンスを鳴らしていた。
十七日朝のうち封金ふうきんこしらへ候へば外に見たる人は決して御座なく彦兵衞にばかり見せたる事に付何分なにぶんあやしく彦兵衞儀を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
十刹じつせつの僧ども経を捧げ諷経ふうきんをなせり。十五日には野辺の送りの御わざ始まり、蓮台野れんだいのには火屋ほやれいがん堂などいかめしく作り、竹垣をゆへり。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
諷経ふうきん散華さんげなどの式のあと、さらに禅門各大和尚たちの、起龕きがん念誦ねんじゅ奠湯てんとう奠茶てんちゃ拾骨しゅうこつ、——などこもごもな礼拝が行われ、さいごに宗訢そうきん笑嶺和尚の、偈辞げじが読まれ、笑嶺が満身から
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)