“きりもち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
切餅75.0%
二十五両12.5%
封金12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何でも、切餅きりもちが二、三十切れと、魚の切身きりみが七、八つ、小さい紙袋が三つ四つ、それから、赤い紙を貼った三銭か五銭かの羽子板はごいたが一枚、それだけがその中から出て来た。
と、言って、振り袖小姓に、手箱を持って来させると、二十五両きりもち包を、一つ、ずしりと膝近く投げてやった。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
秀八の顔を見るとすぐ、清吉は、五十両の封金きりもちを三つ、ふたりの間へ置いた。そしてその手にさかずきを持った。
春の雁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)