トップ
>
切身
ふりがな文庫
“切身”の読み方と例文
読み方
割合
きりみ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きりみ
(逆引き)
吾輩が金田邸へ行くのは、招待こそ受けないが、決して
鰹
(
かつお
)
の
切身
(
きりみ
)
をちょろまかしたり、眼鼻が顔の中心に
痙攣的
(
けいれんてき
)
に密着している
狆
(
ちん
)
君などと密談するためではない。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
何でも、
切餅
(
きりもち
)
が二、三十切れと、魚の
切身
(
きりみ
)
が七、八つ、小さい紙袋が三つ四つ、それから、赤い紙を貼った三銭か五銭かの
羽子板
(
はごいた
)
が一枚、それだけがその中から出て来た。
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
見渡す処、死んだ魚の眼の色は濁り
淀
(
よど
)
みその
鱗
(
うろこ
)
は青白く
褪
(
あ
)
せてしまい、
切身
(
きりみ
)
の血の色は
光沢
(
つや
)
もなく
冷
(
ひえ
)
切っているので、店頭の色彩が不快なばかりか
如何
(
いか
)
にも貧弱に見えます。
監獄署の裏
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
切身(きりみ)の例文をもっと
(5作品)
見る
切
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
身
常用漢字
小3
部首:⾝
7画
“切身”で始まる語句
切身付焼
検索の候補
切身付焼
“切身”のふりがなが多い著者
金子ふみ子
作者不詳
夏目漱石
永井荷風