“きりみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
切身50.0%
切肉40.0%
切味10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何でも、切餅(きりもち)が二、三十切れと、魚の切身(きりみ)が七、八つ、小さい紙袋が三つ四つ、それから、赤い紙を貼った三銭か五銭かの羽子板(はごいた)が一枚、それだけがその中から出て来た。
すると、そこへ袖口に下士の星章一つ附けた老人(としより)が入つて来た。鬚も頭髪(あたまのかみ)も雪のやうに真白だつたが、丈夫な性(たち)だと見えて、顔は鮭の切肉(きりみ)のやうな色をしてゐた。
玉子(たまご)の半熟(はんじゆく)、と誂(あつら)へると、やがて皿(さら)にのつて、白服(しろふく)の手(て)からトンと湧(わ)いて、卓子(テエブル)の上(うへ)へ顯(あらは)れたのは、生々(なま/\)しい肉(にく)の切味(きりみ)に、半熟(はんじゆく)の乘(の)つたのである。
大阪まで (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)